筋肉少女帯の『サーチライト』を久々に聞きました。
筋少の曲は恐ろしいなぁ。
この曲を初めて聞いたのは、かれこれ十年近く前の事なんだけど、それからずっとあるイメージ(と言っても曲のイメージそのまんまなんだけど)が頭から離れない。
何かに追われる人々のために自身はその場に踏み止まり、何かと戦いながら道を照らす巨大なサーチライトを動かしつづける人のイメージ。
イメージが厨っぽいのは勘弁してください。だって十年前の自分が考えてたイメージだもの。
光を持つ者は皆を先導するのではなく、その場に留まり、目的地へ皆がたどり着くまでの間、細い微かな道を命を賭けて照らしつづけるのが役目なのではないかとかなんとか。
それは導くよりもずっと困難な事で、仮に皆がその場所へ辿り着けても、今度は自分がそこへ辿り着ける保証がない。
渾身の力を振り絞って道を照らし出した者の道を照らすものはもう居なくって、更には余力もないはずで。
自分が焦がれる理想の世界に皆がたどり着くために、自身はそこに留まり道を照らしつづけ、彼等がたどり着いても尚彼等の為に道を照らし続け、そしていつしか朽ち果てる。
それでも光はその道を照らしているに違いなく・・・。
背後から強烈な光が照らして居てくれるから、人は暗闇の先にある世界を目指せるのかもしれない。
サーチライトは月の光と共に
タイトロープを照らせ!
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