メルヴィルの描く逆ユートピアというのは、自分が『例外』であり『異端』であることによって、完全であるというふうに思い込んでいる現実の世界が不連続になった瞬間に、この現実に贈与する集団なのではないかと云うことで、故に夜刀の神を封じた境界による世界構造・・・あちらにとっての欠如がこちらにとっての取得になるということと似たような物なのではないかと思う次第。
ここらへんを突き詰めると、暗黒世界を明るい世界として想定し、けれどもそこへ行き着くとまたそれは一つの終わりであり、また何か向こうとこちらの間を往復する精神の存在が生きている世界ということになるのだけれど。
『中立国に居る楽しみは敵対する両国の良い酒が飲めること』という台詞をサラリと言ったあの映画の主人公は実にヘルメス的!
黒とはあらゆる色を集めた色で、故にその色で作られた旗こそが現代の逆ユートピアの象徴である!
みたいな、まあそういう話。
テロやアナーキストではない、もっと本質的な自由な光明に満ちた集団の登場こそが逆ユートピアをもたらすのかも。
しかし、これだけ読んだらなんかヤバイ思想家みたいだな(笑)
もっとユルイ市井の研究者ですよ(しかも専門だけでは食えない)。
しかしピクリサ本のタイトルどうすべぇ。
発注書関連で早目に決めたいんだけども。
まあなるようにしかならないか。
どうでもいいがヤフメにアクセスできない!?
設定変えた訳でもないのにおかしいなぁ・・・。
コメントお返事~
月宮様
ありがとうございます!
あす確認致しますね。お手数かけました。
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