てなわけで撮影会始まりましたなぁ。
最終的にどんな感じになるのかちょっとドキドキ。
最初にモフモフ襲撃した時はまさかこんな中になるとは思いもしなかったなぁ……。
フワモコで肉球ついてるってキャラ補足のコメントに書いてあったのでついついコメント出したら「モフモフしていい」って言われたので、ホントにモフモフしに行ったのがきっかけ。
あの時の絡みだけで終わるつもりが、メアリさんの過去話にあちらさんがイメレスして下さいまして、それが女の子だったら絶対に「惚れてまうやろー!!」的な素晴らしい漫画でしたので、その時に『ヴィドさんに片思いフラグ立ったな』、とか思いました(笑)
てか、あれで惚れるなという方が無理ですよねw
でも、その時もあくまで片思いというか好意の延長で、恋愛フラグは立っていませんでした。優しい年上の青年に対するほのかな憧れ、みたいなそんな感じで、まさかあんな話に発展しようとは……。
コスプレもその延長でした。
で、あの「ヴィドさんにならキスできます」ネタも、当時ピクリで呪われ系の方々の交流漫画があって、それを拝見したときに「古今東西もっとも効果的な解呪方法は乙女のくちづけ(ほぼ百パーセント)だったな」と思っての発展系でしかなかったのですよ、マジで。
淡い思いを初めて恋と自覚して、でも次に瞬間に失恋、でもまあいいか!青春青春(笑) みたいな終わりにしようと本気で思ってました。
まさか別の意味での「青春」街道まっしぐらとは思いもよりませんでしたが。
でも、第三者さんからの手助けもあり、思いが通じかけたときにメアリが一回逃げたというか身を引いたのは自分でも意外でした。
あの仮面の使い道が予定と狂ったというのもあったのですが、幼い頃に総てを奪われて天涯孤独の身の上になった少女にはきっとすさまじい喪失感と『自分一人生き残ってしまった』という絶望と、そしてたったひとり生き残ったことを幸運とは思えず逆に『自分の存在が不幸を呼ぶのかも知れない』という危惧があって、だから『自分が関わったら大好きな人が不幸になるかも知れない』恐怖と『そんな人間が幸せになってはいけない』という強迫観念に従っての行動だったわけですね、おそらく。
で、あのキスなのですが、イギリスの港街に伝わる伝説の一つに「長い航海に旅立つ男に乙女がくちづけを与える儀式は、あらゆる災いが避けられるまじないである」というものがあって、多分何度もモフモフしているメアリは、ヴィドさんのキャラシートの解説に「自分の被害より周囲への被害を気にするので毛並みの下は傷だらけ」とある通り、本当に傷だらけというのを知っていて(怪我の理由までは知らないだろうけれど)、だから本当に大怪我して万一のことがないように、と思って人生一度しか使えない「生まれて初めてのキス」のおまじないを使った次第。
なんとなくですが、ヴィドさんは飛び込んでくる子をきちんと受け止めて下さるような気がするので、抱きつき絵はみんなきちんと受け止めてくれるように描いてしまうのですが、あのキスは一歩間違えば大惨事だよね(笑)
しかし、まさかあの後互いがああまで似たもの同士とは思いもせず、更にはああまで行き着くとこまで行ってしまうとは……
交流の底力というか、なんか勝手にキャラが動いてああいう話になってしまった気がします。
そういやパーリィ後日談の送り狼ネですが、最初は実はシリアスでした。
つか、あの二人は互いの過去を知らないわけですが、メアリさんの過去は何かの拍子にヴィドさんにばれる可能性があるけれど(出身地とかわかったらヴォールトさん経由で簡単にばれそう。警察の人はそういう事件とか詳しそうだし)、メアリさんはよほどのことがない限りはヴィドさんの過去を知ることはまず無いんだろうなぁと思います。知ったところで何も変わらないのだけれど。
互いの過去が現在に浸食することがあったとして、でもメアリは何があってもヴィドさんの事好きだし、仮にヴィドさんが絶対にメアリに見せたくない姿の時でも怖がらないから大丈夫、みたいな話の予定が『まあ今のピクリサでそんな状況はありえないし、重いか』と思ってギャグに。
長編好きはこれだから…。
そういやヴィドさんが錬金術師って設定がなんとなくってマジですか。
剣専門の錬金術師と聞いて「なんと通な!」と唸ったモノですが、それが偶然って、どれだけ人物構成能力というか象徴造形能力高いんだ、向こうの人!!!
だって、錬金術では、剣は、心を射貫く霊として、殺し且つ生かす浄化の火をあらわすわけですよ!? 究極の剣ってそういうことだとばっかり。
ヴィドさんの設定で更に錬金術の剣ってすごいなぁ、と思ったモノですが、偶然とは……。すごすぎる。
※以下、あまり役に立たない「剣」のシンボル学考察
剣は、権力、保護、権威、王威、指導力、正義、勇気、強さ、不眠の警戒、敵を皆殺しにすること、を象徴する。剣はまた、男性原理と活力をあらわし、男根象徴としては女性的受容原理としての鞘に対応する。形而上的な次元では、剣は、識別、知性の透徹力、霊的決断、聖なるものの不可侵性、を象徴する。大地でも、地下でも、水中でも、剣は超自然的な力をもち、巨人や超自然的存在たとえば<湖の乙女〉と結びつく。また、宇宙を救う英雄や太陽<英雄〉は、龍や悪霊を退治するとき剣を用いる。識別のしるしとしての剣は地位の高い騎士を示し、長槍は地位の低い騎士をあらわす。剣は、肉体と魂、天と地を分断し、炎の剣は人間を<楽園〉から切り離す。両刃の剣が象徴するものは、顕現世界における二元的な力や逆方向に流れる二つの潮流、創造と破壊、生命と死、外見的には対立するが現実には相補的で一体をなす二つの力、である。国王が戴冠のときにもつ四本の剣は、(1)国家の剣、(2)刃のない慈悲の剣(無先刀)、(3)霊界の正義の剣、(4)俗界の正義の剣、である。
こういうキャラと結ばれたらメアリさん、絶対禍学なんて使わないね。ネガレアリテ回路使わずにすみそうだし。
忙しそうだけど、なんか描いても良いだろうか悩み中。
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